お問い合わせ
SELECT LANGUAGE言語を選択してください
ホーム 製品情報 名称で探す ら行 ラクトアップ®N(麺用pH調整剤製剤)

ラクトアップ®N(麺用pH調整剤製剤)

用途
食品
成分
乳酸、クエン酸三ナトリウム等
CAS番号
598-82-3(乳酸)、68-04-2(クエン酸三ナトリウム)、その他

乳酸、乳酸ナトリウム等を配合した茹で液用のpH調整剤製剤です。少量の添加で、茹で液のpHを安定に保ち、麺の茹でどけを最小限に抑えます。また、肌荒れを防ぎ、麺の歩留まりを向上します。

※「ラクトアップ」は武蔵野化学研究所の登録商標です。

SDS:以下からお問い合わせください。

基本情報

包装単位・荷姿

20kg 段ボール箱

食品での表示例

ラクトアップ®Nを使用した食品には、下記の例のような表示が必要です。           

  • H調整の目的で使用した場合:pH調整剤

ただし、本品を茹で槽のpH調整に使用し、最終製品のpHが5を超える場合は、表示免除となります。

特性 (成分情報、物性)

単一製品・混合物の区別

混合物
CAS番号598-82-3(乳酸)、68-04-2(クエン酸三ナトリウム)、その他
性状

無色澄明な液体で、においがないか又はわずかに特異なにおいがあり、酸味がある。

溶解性水 、ア ル コ ー ルに 混 和
pH 3.7

*ラクトアップ®Nの詳細な有害性情報・物性データは、安全データシート(SDS)をご確認ください。

ラクトアップ®Nの使用方法

  • 茹で水に対して0.05~0.1%程度添加します。その際、pHを4.5~5.5に調整します。
  • 硬度が高い場合、添加量が増える場合があります。その際にはご相談下さい。

主な用途と効果

主な用途

食品茹で麺

 

ラクトアップ®Nは、茹で槽のpHを弱酸性域に保つ効果(緩衝効果)の高い、有機酸を主成分とした麺用pH調整剤製剤です。
ミネラル分を多く含む硬水を茹で水として使用する場合、高温で麺を茹でるにつれ水中の二酸化炭素が消失し、茹で水のpHが上昇・弱アルカリ性になることがあります。
弱アルカリ性の水で麺を茹でると麺からのデンプン溶出が促進され、麺表面の肌荒れ・製品歩留まりの低下、といった現象が起こりやすくなります。更に茹で水に多くのデンプンが含まれることによるBOD、CODの上昇により、廃水処理に対する負荷が大きくなります。

ラクトアップ®Nを茹で水に添加することにより、茹で水のpH上昇が抑えられ、肌荒れが抑制された良質の茹で麺を製造できます。また茹で水の濁りが少なく、廃水処理にかかる負荷も軽減されます。

ラクトアップ®Nの効果

茹でうどんの場合

 軟水(硬度30mg/L)使用中硬水(硬度291mg/L)使用
ラクトアップ®N添加量無添加0.05%無添加0.30%
茹で水の初期pH7.034.57.554.75
終了時のpH7.855.298.934.94
茹で水の光透過率(%)51.164.124.653.9
茹で液の粘性高い低いかなり高い低い
茹で麺の状態少しベトベトし、やや肌荒れが見られる。こしがあり、つやつやしている。ベトベトし、肌荒れが見られる。こしがあり、つやつやしている。
茹で槽壁面の汚れわずかに付着物あり付着物なしかなりの付着物あり付着物なし
茹で麺の酸味・異味なしなしなしなし

そばの場合

 軟水(硬度30mg/L)使用中硬水(硬度291mg/L)使用
ラクトアップ®N添加量無添加0.05%無添加0.30%
茹で水の初期pH7.034.687.634.75
終了時のpH8.206.158.565.18
茹で水の光透過率(%)45.247.433.637.0
茹で液の粘性やや高い低いやや高い低い
茹で液の色黄土色白色薄い黄土色白色
茹で麺の状態少しベトベトし、やや肌荒れが見られる。こしがあり、つやつやしている。ベトベトし、肌荒れが見られる。こしがあり、つやつやしている。
茹で槽壁面の汚れ付着物なし付着物なしわずかに付着物あり付着物なし
茹で麺の酸味・異味なしなしなしなし
この製品に関するご質問・資料請求は
以下からお問い合わせください。
SEARCH BY他の目的製品を探す